訪看×健康×理学療法士の雑記ブログ

とある訪問看護ステーションの理学療法士の健康ブログ

2019年4月3日の一句!日向ぼっこは健康にいい4つのこと!

猫みたい

日向で居眠り

おばあちゃん

f:id:banana-tanoue:20190403165759j:plain

 

こんにちは、バナナたのうえです。

今日は訪問した時に日向ぼっこしていたご利用者様の様子を詠んでみました。

冬から徐々に春になるにつれて暖かくなってきた今日この頃、冬の間閉じこもりになっていたご利用者様が散歩に行きたいと出始めます。

 

今日は晴れた日には日光にあたるべき4つのことをTwitterでつぶやかせてもらいました。

その4つを今日はもう少し深堀していこうと思います。

骨粗鬆症の予防

これはとても有名なお話です。太陽光に含まれている紫外線が体内にあるコレステロールが変化してビタミンDが生成されます。これが小腸から吸収されて、肝臓や腎臓で代謝されます。「活性型ビタミンD」は肝臓に蓄えられて血中のカルシウム濃度を整える役割を果たします。

高齢者の場合、ビタミンDを多く必要としており活性型ビタミンDが圧倒的に不足してしまいます。それにより、血液中のカルシウム濃度が低下し、骨を壊す作用が強くなり骨がもろくなります。

 

②イライラの軽減

太陽光を浴びるとセロトニンという脳内物質が分泌されます。セロトニンというのは気分や感情のコントロール、精神の安定に寄与する物質と言われています。

高齢者は多くの場合、室内で過ごすことが多いと思いますが太陽光に毎日、当たっている人、当たっていない人ではうつ病になったり、怒りっぽくなったりする可能性が高くなると言われています。

 

③体内時計の修正

これもセロトニンが関係してきますが、朝起きたら日の光を浴びなさいと言われたことも多いと思います。これは日の光を浴びるとセロトニンがたくさん分泌されて自律神経を整えるということが報告されています。

高齢者によくあるのが、日中寝てしまい、夜間に寝れなくなる「昼夜逆転」です。これを解決する方法の一つとして日中日の光を浴びるということはオススメできます。

 

④血圧の改善

これは多くの方が知らない事実だと思いますが、太陽光に当たっている人は血圧が高くならないという研究が発表されています。報告によれば、太陽光に含まれる紫外線が肌に当たると血液中の一酸化窒素が増加して血管の拡張を促すというものです。

高齢者の場合は血圧が高いから降圧剤、利尿剤というように薬に頼ることが多いと思います。原因は意外と日の光を浴びていないからかもしれません。

 

今日は日の光を浴びるとどのような健康的な効果が得られるかということを解説してみました。

高齢者はなかなか日の光を浴びれる機会がないこともあります。

そんなときに訪問看護では屋外に車椅子で連れていくことや散歩することもできます。

閉じこもりがちの人に少しでも希望の光を!

¡Vamos al sol!(日向ぼっこしよう!)

 

このブログでは毎日、管理者が訪問看護で経験したことや感じたこと、地域の皆様に健康面で役立つことをまとめています!

共感できたら下のスターを押したり、ブックマーク、シェアしてください!