2019年4月4日の一句!意外と知らない!?ベッドシーツで起こる「ハンモック現象」!!
シワ伸ばし
シーツ交換
それ間違い!
こんにちは、バナナたのうえです。
今日は病院や施設、在宅でも幅広く行われている「シーツ交換」について一句詠んでみました。
皆さんはシーツ交換と聞くとどのようなイメージを持たれることが多いでしょうか?
・しわを伸ばしてピンと張ったシーツ
・しわが所々あるシーツ
たぶん多くの方は前者をイメージすることが多いのではないでしょうか?
しかし、前者はホテルのシーツ交換の方法であり、皮膚トラブルの多い高齢者には適さないのを知っていましたか?
まず、前提条件として皮膚トラブルの可能性がある高齢者は多くの場合、褥瘡予防として体圧分散マットレスを使用することが多いと思います。固いマットレスとは異なり、体圧分散マットレスは横になると少し沈み、生理的な湾曲になることで接触面積を広げて圧力を減少させています。
しかし、福井大学の研究によるとしわを伸ばしてシーツ交換すると沈みが浅くなり、接触面積が減少することで身体にかかる圧力が上昇するという報告をしています。これを同大学の研究チームでは「ハンモック現象」と呼んでいます。
そのため、ハンモック現象を起こさないシーツ交換の方法は先に述べたようにしわが所々あるシーツの方が望ましいとしています。
あなたの働く病院や施設は皮膚が脆弱な方が多いのではないでしょうか?
それかかわらず、ホテルのようなシーツの敷き方をしていてはかえって皮膚トラブルを起こす原因となってしまいます。
研修では「健康的な皮膚の高齢者」を想定した方法を教えてくれるかもしれません。しかし、現場に行けば待っているのは皮膚の脆弱な高齢者が多いと思います。正しい知識を持つことが患者さん、ご利用者さんを守ります。
ぜひ、ここで学んだことを多くの方に伝えてくれると嬉しいです。
¡Deja que las sábanas hagan arrugas!(ベッドシーツはシワを作ろう!)
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